【2022年3月13日投票】石川県知事選挙・いいもりひろこさんの出馬予定記者会見と3つの重点政策

まもなく2月24日告示・3月13日投票で石川県知事選挙が行われます。

「憲法を生かす新しい県政つくる石川県民の会」(県民の会)の飯森博子(いいもりひろこ)さんが出馬予定会見を行いました。

いいもりさんは現在、新日本婦人の会石川県本部の会長をされていて、長年にわたって女性の暮らしや権利を守る運動、子どもの健康や教育を良くする活動に尽力されてきた方です。


重点政策として次の3つを掲げています

1:新型コロナウィルス感染対策の徹底、医療・公衆衛生体制の改善、県民のいのちと健康を守る

2:コロナ禍のもとでの経済そして県民の生活を守る

3:石川の未来を見据え、子どもの医療費助成制度の県の制度の拡充と小学校・中学校での小人数学級の実現



1:新型コロナウィルス感染対策の徹底、医療・公衆衛生体制の改善、県民のいのちと健康を守る

*科学的知見にもとづく新型コロナウィルス感染症対策を強化するため、的確な情報発信を行い「だれでも、いつでも、無料でPCR検査を行うことができる体制」を作ります。

*小・中学校の先生・子ども達すべてに定期的にPCR検査をする

*1994年の保健所法改悪のもと、県内11か所から5か所に減らされた保健所の拡充

*医療・福祉に十分な予算を確保し、医療機関・介護事業所への経済的支援、医療・福祉従事者への手厚い支援


2:コロナ禍のもとでの経済そして県民の生活を守る

*女性の貧困や失業、DVや自殺者の急増など日本のジェンダー施策の遅れを県として改善する

*女性の56%が非正規雇用労働であるという働き方の問題を改善。医療や介護・保育など社会的に必要不可欠な職業(エッセンシャルワーカー)の多くは女性が担っているという現状をふまえ、社会的に大切な職業にふさわしい賃金と労働条件を保障することを国に求めていきます。

*男女の賃金格差をなくし、政策を決定する場への女性の参加・多様な性への施策など、石川県における「ジェンダー平等」をさらに進めていく

*北陸新幹線や能登空港建設などの大型開発や企業誘致ではなく、県内の農業・漁業・中小企業の産業分野において、創造的な活動ができるような支援体制を作る

*福祉・保健・医療・教育などの分野での条件整備を行うことによって、雇用・所得の増大につなげる


3:石川の未来を見据え、子どもの医療費助成制度の県の制度の拡充と小学校・中学校での小人数学級の実現

*子どもの医療費助成制度を県として対象年齢を中学卒業まで引き上げ、1000円の自己負担を撤廃することで、県内市町の施策を後押しする。

○補足○
石川県は子どもの医療費助成制度について次のようにホームページに掲載しています

県のページ 

金沢市で中学卒業、他市町では18歳まで助成対象となるため制度として十分なように見えますが、このうち石川県が補助を出しているのは通院が3歳まで、入院が小学校就学前までとなっています。

加えて石川県は病院窓口でいったん支払い、後日申請によって医療費を返還する「償還払い方式」や1か月1000円の自己負担を課しています。

現状では石川県内の子ども医療費助成制度は各市町の努力によって支えられている側面が強くなっています。

*国に先駆けて、小・中学校の35人学級を実現(約160人の教員増、約13億円で実現可能)




いいもりさんの出馬予定会見の様子は上の動画からご覧いただけます(字幕付き)

いいもりひろこTwitter もありますのでぜひチェックしてみてください。